チェンソー選び方

チェンソーは木を切る道具
チェンソーはチェーン状の刃(ソーチェーン)を高速回転させて切断する機械です。 基本的に木や丸太・枝を切断するために使われ、山林で木を伐採したり、庭木の剪定や枝の切断、またチェンソーアートとして木の彫刻や氷像制作にも用いられます。チェンソーはこれらの用途毎に設計が分類されていて、用途に合わないチェンソーを使うと作業効率が落ちたり、故障や事故につながるケースもあります。 必ず用途に合ったチェンソーを選ぶようにしましょう。

01チェンソー選びのポイント

チェンソーを選ぶ上で、重要なことが3つあります。

用途(目的)・切断対象のサイズ・使用環境

用途(目的)を決める・見定める
チェンソーの用途は、【伐倒・伐採】【薪づくり】や【剪定・枝打ち】【DIY】など、ある程度限られています。チェンソーを使いどのような用途(目的)で何を切るかで必要なスペックが決められます。
【伐倒・伐採】では排気量とガイドバーの長さが重要になり、薪づくりでは主に切る木材の【直径】が重要になります。
【剪定・枝打ち】は取り回しと細かい作業が出来る事が重要視されます。狭い場所で作業する場合は取り回しの良さで扱いやすさが大きく変わります。また、キックバックが起こりにくい機種を選ぶことも重要です。

用途(目的)別の推奨スペック
枝打ち・剪定、DIY・・・取り回し重視
薪づくり用に玉切りする・・・排気量30cc以上・ガイドバー35cm以上
玉切りの他に伐倒もする・・・排気量35cc以上・ガイドバー35cm以上

切断対象のサイズ
薪づくりで玉木りする場合、主に切断する丸太の直径以上のガイドバーを装備していると1度で切断できて効率的です。木は太いものもあれば細かいものもあるので、ガイドバーが長いと多くの木をカバーでき効率的に切断できます。しかし、ガイドバーが長くなるとそれを動かすエンジン排気量も大きくなり、必然的に重量やサイズアップしてしまいます。扱い易い重量の範囲で切断サイズを決めましょう。
枝打ちは太い枝以外では取り回し性の良い短めのカービングバーがおすすめです。
このように主に切断する物のサイズに合わせてガイドバーの長さを選ぶと、作業を快適に効率的に行うことができます。

使用環境に合わせる

周囲に民家がなく音を気にしなくていいならパワー重視のエンジン式が効率的でオススメです。
逆に住宅街で使用する場合、エンジン式では騒音の元になるため、近隣とのトラブルを避けるため充電式や電動式の使用がおすすめです。
仕事で使う場合は高排気量のプロ向けを使うと作業量が上がります。
樹上での作業や、果樹園など狭い場所での剪定にはコンパクト機が適していたり、サイズを最適化すると作業性が格段に良くなります。
このように使用環境や制約がある場合、それに合わせるのが快適にチェンソーを使うために重要です。

02チェンソーを決める3つのスペック

チェンソーを選ぶ上で基本となる2つのスペックが【排気量(電圧)】【ガイドバー長さ】【ソーチェン】です。
排気量とガイドバー長さの推奨スペックは比例する関係にあり、排気量が35ccならガイドバー長さ30~40cmが推奨となり、ガイドバー長さ45cmなら排気量40~50ccが推奨値となります。
排気量が大きい分にはさほど問題ありませんが、排気量に対してガイドバーが長すぎるとエンジンへの負荷が高くなり、故障などのトラブルに発展しやすくなります。

排気量(電圧)

排気量は高いほどソーチェンを高回転でき切断性能が高くなります。切断性能が高いと作業効率を上げ時間短縮につながります。
充電式もエンジン式同様、電圧が上がれば切断性能が上がりますが、比例してモーターやバッテリーも大型化し、重量も価格も高くなる傾向にあります。

ガイドバー長さ

ガイドバーの長さは切断する木の大きさに合わせます。
例えば25cmの木を玉切りすることが多ければ、有効切断長さが30cm以上のチェンソーを選択すると効率的に作業できます。
逆に25cmの木に対して有効切断長さが20cmのチェンソーでは1度に切れないため効率が落ちます。
ガイドバーの長さは排気量の数値±5cmが最適と言われていますので、広葉樹などの硬い木をメイン切るなら排気量高めのチェンソーを選ぶのがオススメです。
どのような木を切りたいかで、最適な排気量(パワー)とガイドバーのチェンソーを選びましょう。

ガイドバーの種類

スプロケットノーズバー
ガイドバーの先端に滑車がついていて、チェンの回転速度が速いのが特徴です。部品点数が多く、滑車を貼り合わせて作られているのでハードな使い方には向きません。 先端が細くなったスプロケットノーズバーもあります。

カービングバー
金属を削り出して作られた先端が細いガイドバー。キックバックが起こりにくく、樹上での作業や枝打ちに適しています。細い先端を活かしチェンソーアートでもよく使われます。デメリットとしては、バー先端のカーブがきつく摩耗しやすい、抵抗でチェーンの回転スピードが落ちることなどです。

ハードノーズバー
金属を削り出して作られた高耐久のガイドバー。先端の材質は特に硬い材質になっており耐久性が高い。カービングバーほどではないですが、スプロケットバーと比べるとチェンの回転速度は落ちます。

先端交換型スプロケットノーズバー
ハードノーズバーの先端に、交換型のスプロケット(滑車)を取り付けたガイドバー。耐久性に加え、チェンの高速回転で作業効率を確保したプロ向けのガイドバーです。先端のみ交換ができて経済的ですが、交換用の道具が必要となります。

ソーチェン

ソーチェンは刃の形状・ピッチ(リベット間の距離)・ゲージ(ドライブリンクの厚さ)等各タイプ(品番)に分類されています。各チェーンタイプは排気量とガイドバーの推奨が設定されており、それらが一致すれば使用することができます。 ソーチェンを交換する際にも、使っているものと同じまたは互換性のあるチェーンタイプとコマ数をお選びください。またガイドバーとソーチェンはなるべく同じメーカーのものを使う事をオススメします。

ピッチ

チェーンのサイズを決める一つの単位で、チェーンのリベット3つの間の長さの1/2 で表されます。この場合、どのリベットでも隣同士3つであればかまいません。
背が低いソーチェンはピッチ名の後ろに、mini・Lowprofile・picoと名称が付き、主にバッテリー式チェンソーに採用されることが多いタイプです。

ゲージ・コマ数

ドライブリンクの厚さのことで、それぞれのバーの溝幅とほぼ同じです。
コマ数はドライブリンクの数を指します。ドライブリンクはガイドバーの溝に入るパーツです。

デプスゲージ

カッターが木に食い込む深さを調整する役目をもっています。この高さは、デプス ゲージの上先端と、カッター上刃の上端間の距離です。この高さは、カッターのタ イプごとに決まっています。特殊形状でキックバックを軽減しているものもあります。


各ソーチェンタイプは推奨される排気量とガイドバーの長さが設定されています。

用途・目的別おすすめソーチェン

91VXL/PX95VPX/TXL90PX25AP91PS80TXL

H00H35H36H37H42SP33GS93GSP21G

仕事用途:枝打ちや剪定を行いたいが、器具の重量も軽いほうが良い
一般用途:木工クラフト製作、チェンソーアートなど/庭木の枝打ちや伐採/ログハウスを建てる

72・73・75DPX20・21・22BPX91PS

H25H42

仕事用途:土砂などがついた木材の切断や現場での伐採や玉切り
一般用途:暖炉やストーブ用の薪づくり

72・73・75LGX/LPX/EXL20・21・22LPX/LGX

仕事用途:整頓された場所での一般的な伐採、伐倒、玉切り

M21LPXM22LPXM91VXLM73LPXM75LPX91PS

C85

仕事用途:被災した樹木、枕木など、より困難な切削作業

91F25F

仕事用途:竹林の整備や竹材の加工

72・73・75RD91R

仕事用途:製材のための縦挽きをしたい

11BC16H18・19HX59ACL

仕事用途:高性能林業機材用

刃の形状と特徴

マイクロチゼル(半丸刃)
チッパーの特性を損なわない程度に、切れ味を向上させるように形状変更したタイプです。木材の切断面の毛羽立ちも少なく、日本の林業では多くのユーザーに好まれているメジャーな形状です。

チッパー(丸刃)
カッター全体が丸みを帯びたタイプです。
ソーチェーン発明当時の形に最も近いものであり、切れ味の持続性、目立て(ソーチェーンを研ぎ直す行為の意)の簡単さ共に最も優れています。

チゼル(角刃)
はっきりと角が立った外角をしているタイプです。切れ味に特化した形状なので、他のタイプと比べると切れ味の持続性は低く、目立ても難しくなります。プロでもマイクロチゼルの使い易さと好みが分かれるので、切れ味が良いからと安易に使うことはお勧めしません。

シャンファーチゼル(半角刃)
セミチゼルとチゼルの中間になる形状と性能をしたタイプです。切れ味、目立ての簡単さ共にセミチゼルに近くも切れ味に優れています。シャンファーとは英語で「面取り」の意味で、その名のとおりチゼルの外角を面取りした形になっています。

セミチゼル(半角刃または半丸刃)
マイクロチゼルの切れ味をもう一段高める為に、切れ味が最も良いチゼル(後述)の形状に設計を寄せたタイプです。セミチゼルは、マイクロチゼルと次のシャンファーの中間となる形状なので、両者と混同されがちですが、ソーチェーンメーカーのオレゴンでははっきりと区分けしています。

カッターの並びについて

カッターの並び方はスタンダード・セミスキップ・スキップ・フルカッターの4種類あります。

スタンダードタイプ
最も一般的なチェンソーに取り付けられているタイプ。カッターとカッターの間にタイストラップを1つを取り付けた構成です。

セミスキップタイプ
スタンダードタイプを基準に、カッター間のタイストラップを2つ・1つの順に取り付けて、カッター総数を減らしたタイプです。 長いガイドバーで使うと切削抵抗の軽減、木屑を排出しやすくなる等のメリットがあります。大径木の伐採・切断に適しています。目立て作業の軽減にもなります。24~32インチ(60~80cm)ガイドバーに推奨。

スキップ
スタンダードタイプを基準に、カッターとカッター間のタイストラップを2つずつ取り付けて、カッター総数をスタンダードの半分まで減らしたタイプです。セミスキップ以上に切削抵抗の軽減と木屑の排出性を向上させます。大径木等の特殊伐採やパワー不足を感じる場合に有効。目立て作業も半減させることができます。32インチ(80cm)以上のガイドバーに推奨。

フルカッター
タイストラップを取り付けず全てカッターになっているタイプです。スタンダードと比較して刃の数は2倍、目立て作業も2倍かかります。メリットとしては切り口がきれいで、硬い材にも適してします。その特性から竹切りやチェンソーアート等によく使用されます。

お使いの「チェーンタイプ」と「長さ」を確認する


オレゴン・ハスクバーナ ソーチェン互換表

ハスクバーナ オレゴン ピッチ(インチ) ゲージ(インチ/mm)
H00 25AP 1/4 .050/1.3
H25 21BPX .325 .058/1.5
H38 90PX 3/8 .043/1.1
H42 73LPX 3/8 .058/1.5
H64 59ACL .404 .063/1.6
SP33G/H30 95VPX .325 .050/1.3
S93G/H35 91VXL 3/8 mini .050/1.3
C85/H42 73LPX 3/8 .058/1.5
SP21G 80TXL .325 mini .043/1.1

ガイドバー長さと重量例(スプロケットノーズバー/25APの場合)

ガイドバー長さ 25cm 35cm 45cm 50cm
ガイドバー重量 約0.3~0.5kg 約0.4~0.6kg 約0.6~0.8kg 約0.8~1.0kg
ソーチェン 約0.1kg 約0.2kg 約0.3kg 約0.4kg

おすすめ機種の重さに、ガイドバー・ソーチェンは含まれていません。該当する長さのガイドバーを付けるとおよそ上記表組の重さが追加されます。重量は作業の体への負担・疲労度、取り回しに影響する重要な要素です。

チェンソーメモ

プロモデル(上級者向け・林業従事者向け)とエントリーモデル(初級者向け)の違い
プロモデルは作業効率・長時間使用・耐久性に主眼を置いた設計がなされています。作業効率の面では高排気量エンジンや切断性能の高いソーチェンを装備していたり、長時間使用のために防振性能を高めて疲労を軽減させたり、耐久性の面では各所の部品もハードな使用に耐えるため高品質かつ軽量なものが使われ、さらに重量バランスも考慮して設計されています。また高耐久なほど故障が少なく作業中のトラブル軽減にも繋がっています。
一方で、エントリーモデルはコスト重視で、エンジンのレスポンス・防振性能・耐久性については一定のレベルに収めています。
よってエントリーモデル=低コスト、プロモデル=作業効率重視・高耐久・高コストと言えます。

エンジンの吹け上がり
吹け上がりとは、エンジン回転数のレスポンスの事を指します。例えばエンジンをアイドリングから最高回転数まで素早く上げることが出来れば「吹け上がりが良い=レスポンスが良い」と言えます。吹け上がりが良いと使っていて気持ちがいいですし、作業性やモチベーション維持にも繋がります。
またハイスペック機になるとエンジンにもメーカー毎に特色が現れ、ハスクバーナは高回転エンジンが特徴だったり、スチールは低速でのトルクが高いなど、その個性が人によってお気に入りとなる事も多々あるようです。

チェンソー関連の法令メモ

伐木にかかわる特別教育講習について
胸高直径20cmの木の伐採、偏心木・かかり木を処理する場合、その他業務で伐採・間伐を行う場合、伐木に関わる特別教育講習を受講する事で伐木資格が得られます。講習では学科だけでなく、実技も行います。山林所有者に了承を得ていても間伐や伐採を行った場合も委託業務と見なされる可能性があるため、伐採するのであれば特別教育講習を受けておいた方が良いでしょう。講習は全国各地の重機メーカーでも行われています。
※個人使用でのチェンソーによる玉切り、枝打ち、剪定、DIYに特別教育講習は受講必須ではありません。

伐採・伐採後の造林の届け出について
木の伐採には伐採決行の90日から30日前までに、伐採後に造林した場合は所在地の各市町村へ届け出が必要です。 国有林・保安林の伐採は国または各都道府県への届け出が必要です。 届出書については届け出先の様式に従って提出してください。 届け出せずに伐採した場合、罰則を受ける可能性があります。

下肢保護のため防護ズボンやチャップス着用が義務化
チェンソーによる事故の60%が股から足首までの下肢に集中しており、林業以外のチェンソー業務でも防護ズボン・防護チャップスの着用が義務化されました。プラウでは業務以外のチェンソー作業全般において、防護衣の着用を推奨しています。プラウでは防護ズボン・チャップス、グローブのみならず、手首~肘、脛~足先の保護具も取り扱っております。
※防護服は切創を最小限に抑えるものであり、100%切創事故を防ぐものではありません。

 

03薪の調達方法から選ぶ

薪ストーブユーザー向け、チェンソー選び方

薪ストーブを導入してまず頭を悩ませるのが薪の調達方法ではないでしょうか。 最初は薪を買って済ませていても次第に薪の消費コストが大きくなりがち。薪ストーブは半年近く使うため、燃やす薪の量も半端ではありません。コストがかかりすぎて翌年は薪ストーブを焚かないご家庭もあるようです。ここでは調達方法ごとに最適なオススメチェンソーをご紹介します。

薪を買ったりもらう以外で調達する薪ストーブユーザーにとってチェンソーは必須ツールです。主に薪ストーブで使うサイズに切り出すために適正なサイズに玉切りするために使います。チェンソーと言っても無数にバリエーションがあり、扱い易さや切断能力は安全性・作業効率に、信頼性は故障頻度や機械寿命(買い替え回数)に直結します。扱い易く切断性能の高いチェンソーほど良いとされますが、良いチェンソーほど高価で、玉木のサイズや使用頻度によってはオーバースペックとなる場合もあります。ご自身の使用頻度・使用環境に合ったピッタリなチェンソーを選びましょう!


1.薪を買う

楽ですが、一番コストがかかる調達方法です。薪棚を用意するだけで、あとはお金次第。チェンソーはほとんど使いません。薪ストーブは地域によっては6ヵ月間稼働するためメイン暖房として使用するなら大量の薪が必要になります。

2.倒木・流木、建材の余りや廃材を引き取る

河川組合や事務所で処理した流木・倒木・間伐材や、造園業者が伐採した木を無料配布する事があります。それを引き取って薪にする調達方法です。 樹種は選べず、太い木もあれば細く曲がった木もあり早い者勝ちです。軽トラ1台分までと制限を設けている事もあります。 調達先としては良さそうに思えますが、河川組合も造園業者も常時配布してるわけでもなく確実性に欠けます。それでも材料費はかからないので、募集を見つけたら積極的にもらいに行くべきだと思います。 運搬用にトラックは必須です。配布してる事務所によっては既に玉切りされてる場合もあります。

注意したいのが未処理の流木です。チェンソーの刃は柔らかく、流木についた砂や小石が刃にあたるとすぐ切れなくなってしまいます。配布場所で玉切りする必要がある場合、目立てをしながら切断する必要があるため、目立て道具と予備のソーチェンのご用意を。

    ポイント

  • チェンソー使用頻度:低(稀に配布)
  • コストと扱い易さを重視
  • 河川組合で配布される木はニセアカシア・ヤナギが多い
  • 玉切りには排気量35cc以上が良い
  • コスト&パワーで選ぶならエンジン式
  • 複数人で使用なら扱いやすい機種を

ゼノア GZ360EZ-91P14

チェンソーの特長
低燃費エンジンの軽量コンパクトチェンソー。コストを抑えつつ、玉切りに十分なパワーを備えています。

こんな方におすすめ!
軽量コンパクトなので玉切り以外にも枝打ち・剪定など多目的に使えます。

排気量
35.2cc
ガイドバー長さ
スプロケットノーズバー35cm
本体重量
3.7kg
チェンタイプ
91VXL-52E
共立 CS357/35CD25

チェンソーの特長
リコイルを「ゆっくり、軽く、短く」引いて、スプリングに蓄えた力で始動。とても軽い力でリコイルが引けます。

こんな方におすすめ!
ご家族で使用される方がいる場合に。
チェンソーの始動方法がよくわからない方。

排気量
35.2cc
ガイドバー長さ
ハードノーズバー35cm
本体重量
4kg
チェンタイプ
25AP-76E
共立 CSA341/35S91V

チェンソーの特長
難しいチョーク操作不要で誰でも始動しやすい。2ステップでエンジン始動できます!「エンジン被り」などの始動トラブルも大幅低減。

こんな方におすすめ!
チェンソーに不慣れでチョーク操作が難しい方、または煩わしい方に。
ご家族が使用する場合でも無理なく手軽にパワーのあるエンジン式が使えます。

排気量
34.4cc
ガイドバー長さ
ローラーノーズバー35cm
本体重量
3.8kg
チェンタイプ
91VXL-53E

3.原木を買って薪を作る

森林組合などから原木を買って自分で玉切り・薪割りをして調達します。流木や倒木とは違い、サイズは一定で径25~35cm前後がほとんどのようです。割って薪棚で1年は乾燥しなければならないため、使えるのは1年先となります。薪を買うよりはコストを抑えられますが、樹種によって(針葉樹か広葉樹か)価格が変わったり、時期によっては在庫がなく入手できない事もあります。それと原木を玉切り・薪割りするスペースが必要になる他、玉切りするためのチェンソー、斧や薪割り機を用意する必要があります。原木を家まで運んでくれる業者もいますが、そうでない場合は輸送手段として軽トラック等が必要になります。

    ポイント

  • チェンソー使用頻度:低~中
  • 購入原木は直径25~35cmが多い
  • 広葉樹メインなら40cc以上推奨
  • 大径木に対応したいならガイドバー40cmがおすすめ
  • 機械を長く使いたいなら高くても信頼性の高い機械を
  • 作業ペースに合わせた機種選びを

ゼノア GZ381EZ-25P16

チェンソーの特長
高排気量でパワーがありながらリーズナブルな価格設定。

こんな方におすすめ!
パワーは欲しいが特にコストを抑えたい方に。

排気量
40.9cc
ガイドバー長さ
40cm
本体重量
4.4kg
チェンタイプ
25AP-84E
ハスクバーナ 545 MarkII

チェンソーの特長
プロソーの550xp MarkIIをベースに耐久性重視セッティングを取り入れ堅牢性を増したモデル。エンジン回転数をわずかに抑えてエンジン耐久性を向上。X-CUTソーチェンは鋸断性能の持続に優れ、安定した作業効率と防振性で、長時間快適に作業を行うことができます。

こんなシーンで活躍
作業時の重量バランスがよく、山林の急斜面や足場の悪い中でもスムーズな鋸断性能を発揮。
高い鋸断性能が作業時間を短縮。
振動による疲労を大きく軽減。

排気量
50.1cc
ガイドバー長さ
18インチ(45cm)
本体重量
5.3kg
チェンタイプ
0.325"[SP33G]

4.山林で木を伐採して薪を作る

高齢化で管理の難しくなった山林所有者の代わりに間伐を行い、伐採した木をもらって薪にする方法です。大きくコストを抑えられます。山林所有者の承諾が前提ですが、薪づくりのコスト抑えたいなら最も継続可能な方法です。伐採用チェンソーの他、運搬用のトラック、伐倒用の林業用品、切り出した原木を運び出すウインチ、薪割り道具と薪保管スペース必要になります。
地域に薪づくりグループがあればそこに参加して、共同で伐採して薪を調達する方法もあります。

    ポイント

  • チェンソー使用頻度:高め
  • 伐倒もするためプロ機を推奨
  • 足場の悪い場所で作業するため重量バランスは重要
  • 防振性能と高い切断性能による時間短縮で疲労軽減
  • 信頼性が高いほど長く使えてトラブルも少ない

ハスクバーナ 545 MarkII

チェンソーの特長
プロソーの550xp MarkIIをベースに耐久性重視セッティングを取り入れ堅牢性を増したモデル。エンジン回転数をわずかに抑えてエンジン耐久性を向上。X-CUTソーチェンは鋸断性能の持続に優れ、安定した作業効率と防振性で、長時間快適に作業を行うことができます。

こんなシーンで活躍
作業時の重量バランスがよく、山林の急斜面や足場の悪い中でもスムーズな鋸断性能を発揮。
高い鋸断性能が作業時間を短縮。
振動による疲労を大きく軽減。

排気量
50.1cc
ガイドバー長さ
18インチ(45cm)
本体重量
5.3kg
チェンタイプ
0.325"[SP33G]
ハスクバーナ 550XP MarkII 18RT

チェンソーの特長
高回転エンジンが大きな特徴。レスポンス・トルクともに高く、トップレベルの切断性能を有する。防振性も高く長時間作業にも最適。各所に高品質なパーツを使い、高い耐久性で長くご使用いただける機種です。ソーチェンは鋸断性能の持続に優れたX-CUTチェン。

こんなシーンで活躍
作業時の重量バランスがよく、山林の急斜面や足場の悪い中でもスムーズな鋸断性能を発揮。
トップレベルの鋸断性能で作業時間を大幅短縮。
振動による疲労を大きく軽減。

排気量
50.1cc
ガイドバー長さ
45cm
本体重量
5.3kg
チェンタイプ
0.325"[SP33G]

5.住宅街でチェンソーを使いたい、エンジンに抵抗がある方向け

エンジンチェンソーは騒音がひどく、住宅街で使用するとご近所トラブルの元となってしまいます。バッテリー式であれば騒音を抑えて薪づくりをすることができるのでおすすめです(無音ではありません)。排気ガスも出ないのでガレージ内でもご使用できます。

    ポイント

  • 住宅街でチェンソーを使いたい
  • 騒音対策に充電式を使いたい
  • エンジン式に抵抗がある
  • ガレージや作業所内でも使える
  • 混合燃料が不要
  • メンテナンスが容易

マキタ MUC254DRGX

チェンソーの特長
マキタ充電式チェンソー。
小型充電式ながらエンジン式23cc相当のハイパワー。取り回しの良い設計と小型の機動力を活かして枝打ちや剪定、小径木の切断作業を効率的に行う事ができます。太枝切断時(Ø100mmまでを目安)に電流リミッタを一時的に引き上げて、 粘りの高速切断を実現します。

こんな方におすすめ!
マキタバッテリーを持っている方。
住宅街でもチェンソーを使いたい方。
庭木の剪定や枝打ちをしたい方。
時々20cm程度の木を玉切りしたい方。

出力
18V(23cc相当)
ガイドバー長さ
25cm
重量
本体+バッテリーのみ:約2.5kg
本体+バッテリー+チェン+ガイドバー:3.1kg
チェンタイプ
25AP-60
販売価格
本体+バッテリー2個+充電器:53,777円
(本体のみ:27,940円)

機械に適した用途
枝打ち・剪定 DIY

マキタ MUC353DPG2

チェンソーの特長
排気量30ccのエンジン式と同等のハイパワーで枝打ち・玉切りに適しています。充電式なので電源コードの煩わしさがなく、低騒音で作業することができます。中径木程度なら広葉樹もエンジン式と遜色なく切ることができます。(目安として、1充電あたりの作業量はΦ20cmの木54本分です)

こんな方におすすめ!
マキタバッテリーを持っている。
住宅街でも玉切りをしたい。

バッテリー電圧
36V(30cc相当)
ガイドバー長さ
35cm
重量
本体+バッテリー+チェン+ガイドバー:5.2kg
本体+バッテリーのみ:4.6kg
チェンタイプ
91PX-52E
販売価格
本体+バッテリー2個+充電器:60,907円
(本体のみ:31,900円)

機械に適した用途
玉切り 枝打ち・剪定 DIY

ハスクバーナ 540iXP SP21G-64E

チェンソーの特長
排気量40ccのエンジン式と同等の高出力バッテリー式のプロ志向モデル。軽量で高性能ながら低騒音で都市部での作業に適しています。広葉樹でもエンジン式と遜色なくスムーズに玉切りできます。ソーチェンは鋸断性能の持続に優れたX-CUTチェン。

こんな方におすすめ!
騒音を気にせずチェンソーを使いたい。
広葉樹の玉切りもストレスフリーでこなしたい。

バッテリー電圧
36V(40cc相当)
ガイドバー長さ
40cm
重量
本体:2.9kg
バッテリー:1.3kg
チェンタイプ
SP21G-64E(X-CUT)
販売価格
本体のみ:62,100円

おすすめの用途
玉切り 枝打ち・剪定 DIY

 

04プラウの売れ筋・スタッフのオススメ機種

幅広いユーザー層を持つプラウで売れ筋の機種とスタッフがオススメするチェンソーをご紹介!
それぞれの機種の特長から適した用途・スペックをもとに、ご自身でどんなチェンソーが合うか参考にしてみてください!

 

ハスクバーナ 545 Mark2

チェンソーの特長
550xp Mark2のエンジンをベースに耐久性重視のセッティングを取り入れたモデル。耐久性に優れ、始動が容易で、過酷な作業条件でも長時間効率よく作業ができるため快適性、制御性、操作性の すべてが備わっています。どのような環境でも、優れた鋸断能力で、高い生産性をもたらします。 完璧な鋸断を目指した新型次世代のチェンソーです。

モデル名
545 Mark2
排気量
50.1cc
ガイドバー長さ
18インチ(45cm)
本体重量
5.3kg
チェンタイプ
0.325

機械に適した用途
林業全般 伐採・伐木 広葉樹の玉切り

共立 CS252T

チェンソーの特長
軽く疲れず、ハイパワーで枝打ち・剪定が高効率にできる軽快なトップハンドルソー。同クラスのゼノアこがるシリーズと比較すると、売れ行きとプラウスタッフのオススメ度で共にMUSAWシリーズが人気。林業・造園業者が指名買いするクラス最強モデル。軽量・コンパクトで取り回しに優れる。

モデル名
CS252T
排気量
25cc
ガイドバー長さ
25cm
本体重量
2.3kg
チェンタイプ
25AP-60E

機械に適した用途
樹上での枝打ち 果樹園等での枝打ち・剪定 枝払い 小径木の伐倒

ハスクバーナ 550XP Mk2

チェンソーの特長
どのような環境でも、優れた加速とトルクにより、他に類のない鋸断能力を発揮します。耐久性に優れ、始動が容易で、過酷な作業条件でも長時間効率よく作業ができるため快適性、制御性、操作性の すべてが備わっています。伐倒、枝払い、玉切りとあらゆる作業に最適化されているため、手足のように使え、スキルと経験を最大限に発揮していただけます。 完璧な鋸断を目指した新型次世代のチェンソーです。50ccクラスではトップクラスの作業性能を誇ります。
・50ccのハイパワーと高回転エンジン搭載(545 Mark2比で10%高いハイパワーの3.0kw)
・プロ使用にも耐える高い耐久性

モデル名
550XP Mark2
排気量
50.1cc
ガイドバー長さ
45cm
本体重量
5.3kg
チェンタイプ
0.325"[SP33G]

機械に適した用途
林業全般 伐採・伐倒 広葉樹玉切り

ECHO GC421

チェンソーの特長
高い信頼性とリーズナブルなプライスを両立するエコーの主力モデル。ハードユースに最適な先端交換型ノーズバーを標準装備。

モデル名
GC421
排気量
40.2cc
ガイドバー長さ
45cm
本体重量
4.6kg
チェンタイプ
21BPX-72E

機械に適した用途
40cm以下の玉切り 40cm以下の伐採

ECHO ECS300T/S

チェンソーの特長
コンパクトでリーズナブルなトップハンドルチェンソー。扱い易くサブ機としてもオススメ。
コンパクトながら排気量は26.9ccのハイパワー。

モデル名
ECS300T/S
排気量
26.9cc
ガイドバー長さ
25cm
本体重量
3.0kg
チェンタイプ
91PX-40E

機械に適した用途
小径木の伐採・玉切り 枝打ち・剪定 枝払い

ゼノア GZ381EZ

チェンソーの特長
切れ味抜群でハイパワー!ゼノアチェンソーGZ381は、玉切りから低木の伐倒、薪作りなどに最適な一台です。また、植木や果樹の管理にもご使用いただけます。ダストフリー機構でメンテナンスが楽に行え、横引きテンショナーでチェン張りも簡単にできます。さらに、慣性作動式両持ちチェンブレーキ搭載で、さらに安心して使用できます。

モデル名
GZ381EZ
排気量
40.9cc
ガイドバー長さ
40cm
本体重量
4.4kg
チェンタイプ
25AP

機械に適した用途
中目木の玉切り 低木の伐倒 DIY 枝打ち・剪定 枝払い

ハスクバーナ 135 Mark2

チェンソーの特長
小木の伐採や薪つくりに時々チェンソーを使用する一般のユーザーの方向けのガーデンチェンソー。堅牢なつくりで、信頼性があり、使いやすいチェンソー。サイドチェンテンショナーでチェン張りも楽に行え、始動性もよく、簡単に取り扱うことができます。

モデル名
135 Mark2
排気量
38cc
ガイドバー長さ
35cm
本体重量
4.7kg
チェンタイプ
3/8”[S93G]

機械に適した用途
中目木の玉切り 低木の伐倒 DIY

マキタ MUC254DRGX

チェンソーの特長
マキタ充電式チェンソー。
小型充電式で23ccエンジン式相当のハイパワー。取り回しの良い設計と小型の機動力を活かして枝打ちや剪定、小径木の切断作業を効率的に行う事ができます。太枝切断時(Ø100mmまでを目安)に電流リミッタを一時的に引き上げて、 粘りの高速切断を実現します。

モデル名
MUC254D
出力
18V(23cc相当)
ガイドバー長さ
25cm
本体重量
3.1
チェンタイプ
25AP-60

機械に適した用途
騒音対策 枝打ち・剪定 枝払い DIY

マキタ MUC353DPG2

チェンソーの特長
排気量30ccのエンジン式と同等のハイパワーで枝打ち・玉切りに適しています。充電式なので電源コードの煩わしさがなく、低騒音で作業することができます。中径木程度なら広葉樹もエンジン式と遜色なく切ることができます。(目安として、1充電あたりの作業量はΦ20cmの木54本分です)

モデル名
MUC353D
排気量
36V
ガイドバー長さ
35cm
本体重量
5.2kg
チェンタイプ
91PX-52E

機械に適した用途
騒音対策 中目木の玉切り 低木の伐倒 枝打ち・剪定 枝払い DIY

共立 CSA341

チェンソーの特長
オートチョークだからエンジン始動のコツ要らず。2ステップでエンジン始動!経験の必要なチョーク操作が不要なので操作ミスによる「エンジン被り」などの始動トラブルを大幅低減。エンジン温度センサー搭載で、エンジン温度状況に応じてキャブレターが燃料供給を自動制御します。

モデル名
CSA341
排気量
34.4cc
ガイドバー長さ
ハードノーズバー35cm
本体重量
3.8kg
チェンタイプ
25AP-76E

機械に適した用途
玉切り 低木の伐倒 枝打ち・剪定 枝払い



薪ストーブユーザー向け、チェンソー選び方

薪を買ったりもらう以外で調達する薪ストーブユーザーにとってチェンソーは必須ツールです。主に薪ストーブで使うサイズに切り出すために適正なサイズに玉切りするために使います。チェンソーと言っても無数にバリエーションがあり、扱い易さや切断能力は安全性・作業効率に、信頼性は故障頻度や機械寿命(買い替え回数)に直結します。扱い易く切断性能の高いチェンソーほど良いとされますが、良いチェンソーほど高価で、玉木のサイズや使用頻度によってはオーバースペックとなる場合もあります。ご自身のご使用環境にピッタリなチェンソーを選びましょう!


【薪の調達方法から選ぶ】
ほどんどの薪ストーブユーザーが最初に頭を悩ませるのが薪の調達方法ではないでしょうか。
最初は薪を買って済ませていても次第に薪の消費コストが大きくなりがち。薪ストーブ、翌年は薪ストーブを焚かない家もあるようです。
ここでは調達方法ごとに最適なオススメチェンソーをご紹介します。


薪の調達方法は大きく分けて4つ。
1.薪を買う
2.倒木の処理、建材の余りや廃材をもらう
3.原木を買って薪を作る
4.自分で伐採して薪を作る



1.薪を買う
楽ですが、一番コストがかかる調達方法です。薪棚を用意するだけで、あとはお金次第。
チェンソーはほとんど使いません。



2.倒木・流木、建材の余りや廃材を引き取る 【チェンソー使用頻度:低】 
河川組合や事務所で処理した流木・倒木・間伐材や、造園業者が伐採した木を無料配布する事があります。それを引き取って薪にする調達方法です。
樹種は選べず、太い木もあれば細く曲がった木もあり早い者勝ちです。軽トラ1台分までと制限を設けている事もあります。
調達先としては良さそうに思えますが、河川組合も造園業者も常時配布してるわけでもなく確実性に欠けます。それでも材料費はかからないので、募集を見つけたら積極的にもらいに行くべきだと思います。
運搬用にトラックは必須です。配布してる事務所によっては既に玉切りされてる場合もあります。

注意したいのが未処理の流木です。チェンソーの刃は柔らかく、流木についた砂や小石が刃にあたるとすぐ切れなくなってしまいます。配布場所で玉切りする必要がある場合、目立てをしながら切断する必要があるため、目立て道具と予備のソーチェンのご用意を。

★おすすめチェンソー 【コスト重視・コスパの良さ・ソーチェンの耐久性】
例)現地で早めに玉切り、家に持ち帰ってゆっくり玉切り

・コスト&取り回し性重視
 ゼノア GZ360EZ-91P14 35cc/35cm/本体3.7kg 43,840円
 「コストを抑えて排気量と重量バランスの良いコンパクトチェンソー」

・バランス重視
 共立 CS357/35RC91V 35cc/35cm/本体4kg 62,260円
 「性能バランスと扱い易さ・軽い力で始動しやすく多くの人が使える」

・家族で玉切りする
 CSA341/35S91V 34.4cc/35cm/本体3.8kg 51,040円(税込)
 「難しいチョーク操作不要で誰でも使いやすい」



3.原木を買って薪を作る 【チェンソー使用頻度:中】
森林組合などから原木を買って自分で玉切り・薪割りをして調達します。流木や倒木とは違い、サイズは一定で径25~35cm前後がほとんどのようです。割って薪棚で1年は乾燥しなければならないため、使えるのは1年先となります。薪を買うよりはコストを抑えられますが、樹種によって(針葉樹か広葉樹か)価格が変わったり、時期によっては在庫がなく入手できない事もあります。それと原木を玉切り・薪割りするスペースが必要になる他、玉切りするためのチェンソー、斧や薪割り機を用意する必要があります。原木を家まで運んでくれる業者もいますが、そうでない場合は輸送手段として軽トラック等が必要になります。

★おすすめチェンソー【コストと作業効率のバランス重視】
例)敷地でマイペースに玉切り

・コスト&パワー重視
 ゼノア GZ381EZ-25P16 40cc/40cm/本体4.4kg 38,210円
 「安価で高排気量」

・パワー&取り回し重視
 共立 CS37RS/40RVD95 37cc/40cm/4.4kg 78,063円
 プロソーの性能をコンパクト機に詰め込んだチェンソー。エンジンのレスポンス・吹け上がりともに良好。「オールラウンド(一般向け)のチェンソーじゃ物足りないけど、ガチガチのプロソーはちょっと…」という方におすすめしたいコンパクトな高性能モデルです。

・広葉樹メインにハードに玉切りするなら
 ハスク 545mark2 50cc/45cm/本体5.3kg 87,824円
 「そこそこの価格で高排気量。ハードな使用に耐える無理のない設計で信頼性が高い」



4.自分で伐採して薪を作る 【チェンソー使用頻度:ハード】 
高齢化で管理の難しくなった山林所有者の代わりに間伐を行い、間引いた木をもらい薪にする方法が最も確実でコストを抑えられます。山林所有者との知り合いである事が前提ですが、薪づくりのコスト抑えたいなら最も効果的で継続可能な方法です。薪保管スペースの他、運搬用のトラック、伐倒可能なチェンソーと林業用品と切り出した原木を運び出すウインチ、斧や薪割り機が必要になります。
他、地域に薪づくりグループがあればそれに参加して、共同で伐倒・薪づくりをして薪を調達する方法もあります。

おすすめチェンソー【作業効率を重視】
例)山林に入って伐採・切り出し、斜面や足場の悪い中で作業

・コスト重視
 ハスク 545mark2 50cc/45cm/本体5.3kg 87,824円
 「プロソーの高耐久仕様でランニングコストを抑えられる」

・扱い易さ
 共立 CS43RS/40R21 43cc/40cm/本体4.3kg 106,000円
 「始動性がよく、43ccながらコンパクトで扱い易い」

・パフォーマンス重視
 ハスク 550XP MarkII 18RT SP33G-72E 50cc/45cm/本体5.3kg 139,040円
 高回転エンジン・加速・高トルクによる高い切断性能で作業時間を短縮。信頼性も高く長くご愛用いただける機種です。




ETC.エンジン式に抵抗がある方、住宅街でチェンソーを使用したい方向け(住宅街・騒音対策)
住宅街ではエンジンチェンソーは騒音がひどく、ご近所トラブルの元となってしまいます。
バッテリー式であれば騒音を抑えて薪づくりをすることができるのでおすすめです(無音ではありません)
排気ガスも出ないのでガレージ内でも使用できます。

★バッテリー式タイプ別おすすめ機種

トップハンドル
マキタ MUC254D(排気量23cc相当/25cm/本体+バッテリー約2.5kg) 27,940円(バッテリー・充電器別売)
「小径木の玉切りや枝打ち・DIYに」

オールラウンド
マキタ MUC353D(排気量30cc相当/35cm/本体+バッテリー約4.6kg) 31,900円(バッテリー・充電器別売)
「中径木の玉切りの他、オールラウンドに使える」

プロフェッショナル
ハスク 540iXP(排気量40cc相当/40cm/本体2.9kg・バッテリー1.3kg) 62,100円(バッテリー・充電器別売)
「ガシガシハードに使う人向け。高出力バッテリー搭載で切断スピードがとにかく早い」





ガイドバー長さと重量
上記のおすすめ機種の重さに、ガイドバーは含まれていません。
ガイドバーも大きくなるほど重くなります。
ガイドバー長さの重量目安は次の通りです。

スプロケットノーズバー
25cm:0.3~0.5kg
35cm:0.4~0.6kg
45cm:0.6~0.8kg
50cm:0.8~1.0kg

ソーチェン(25AP・20BPX)
25cm:0.1kg
35cm:0.2kg
45cm:0.3kg
50cm:0.4kg

薪ストーブは半年近く使うので消費する薪の量も半端ではありません。




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チェンソー選びの後悔ポイント


■初めてだったのでとりあえずホームセンターで安いエンジンチェンソーを買った。
・力不足でなかなか切断できない

■直径約30cmの木をもらう事が多く、ガイドバー30cmの安いエンジンチェンソーを買った。
・実際の有効切断長さが30cm未満で、1度で切断できず非効率
・毎年修理に出していて、修理コストが増大

切断する材の直径にもよりますが、玉切りなら排気量35cc前後、ガイドバーは35cmあると対応の幅が広がります。
広葉樹をメインに割るなら排気量40cc以上あるとよりスムーズに木を切る事ができます。
後々パワーアップ目的に買い増し・買い替えするなら最初から1ランク上の機種を選ぶのがおすすめ。

■森林組合やご近所さんから大きい木をもらったが、安いチェンソーだと効率が悪い。
・オールラウンドタイプを使用したが切断効率が悪い
・組合の土地を借りて玉切りするため早く運び出したい。

排気量高め・ガイドバーも大き目なら、効率よく玉切りして運び出せます。
>>玉切り高排気量&プロソー



【小ネタ】
・プロ機ではメーカー毎の違いがある!
ハスクバーナ>エンジン高回転で勢いよく切れる
スチール  >低速でもパワーに粘りがあり、力強く切れる

・ソーチェンのゲージ幅が狭いと切断速度が速い



森林組合から原木を買う場合、直径25~35cmが多いと思いますが、中には直径40cm以上の太い原木が混ざっていることもあります。また、近隣の方から伐採した原木をもらうこともあるかと思います。
そんな時35ccガイドバー35cmでは非効率で時間がかかってしまいますので、後々の作業性を確保したいなら1クラス上のチェンソーがオススメです。


周囲への音を気にせず山林で木を伐り出しするなら、エンジンチェンソーがおすすめ。
バッテリーは残量がなくなると充電する必要があるが、エンジン式は燃料を追加するだけで連続使用時間を大幅に伸ばすことができます。(チェンソーの作業時間上限は決まってます)

原木を自分の庭で処理する・住宅街や近隣に民家がある場合は、騒音対策で電動式がオススメです。

ハイエンド機はよく切れるから安全性が高く、使ってて楽しい機械。




【バッテリー式タイプ別おすすめ機種(住宅街・騒音対策)】
トップハンドル
マキタ MUC254D(排気量23cc相当)
DIYや枝打ちに

オールラウンド
マキタ MUC353D(排気量30cc相当)
中径木の玉切りの他、オールラウンドに使える

プロフェッショナル
ハスク 540iXP(排気量40cc相当)
ガシガシハードに使う人向け。切断スピードがとにかく早い!



【小径木玉切り・枝打ち】
ECHO ECS300T/S
ECHOは海外ではトップブランドとして認識されています。エンジン排気量、バーの長さ、本体重量などバランスの良い仕上りです。小径木(20cm前後)の玉切りやDIYにピッタリ。お買い求めやすい価格設定も魅力です。

ゼノア G2100T-25P10
世界一軽いチェンソーとして有名なこがるシリーズ。リコイルの引きも軽く、力の弱い方も扱い易い。排気量18ccとは思えないパワーと、よく切れる25APソーチェンで枝打ち・小径木の玉切りも軽々こなしてくれます。

共立 CS252T/25RCS25
こがるシリーズに次ぐ軽さのコンパクトチェンソー。排気量25cc高回転エンジンと25APソーチェンによる切断性能と、操作性・取り回し性を備えています。先細スプロケットノーズバーはチェンスピードが早く、キックバック発生を低減、枝打ちはもちろん、小径の広葉樹もグイグイ切断してくれます。



【玉切り】
ゼノア GZ381EZ-25P16
排気量が40ccありながら、リーズナブルな価格設定。使用頻度は多くないが、広葉樹の玉切りなどでパワーを必要とする方に。
パワー  ★★☆
耐久性  ★☆☆
軽さ   ★☆☆
扱い易さ ★☆☆
メンテナンス性 ★☆☆


ハスクバーナ 545 mk2
広葉樹を多く玉切りするなら、550XPプロソーをベースに高耐久セッティングを施した545mk2がイチオシ!
低振動・パワー・頑丈な耐久性、無理のないエンジン性能など

パワー  ★★★
耐久性  ★★★
軽さ   ★☆☆
扱い易さ ★★☆
低振動性 ★★★
メンテナンス性 ★★☆


共立 CS357/35RC91V
排気量35ccのハイスペック軽量ソー。スプロケットノーズバーと高耐久ソーチェン91VXLが効率的に切断します。スーパーiスタートはリコイルを小さい力でゆっくり引いて始動できます。メンテナンス軽減する機構もありとても扱い易いチェンソーです。
パワー  ★★☆
耐久性  ★★☆
軽さ   ★☆☆
扱い易さ ★★★
低振動性 ★★☆
メンテナンス性 ★★☆



【伐採・伐倒】
ゼノア GZ3850-25HS14
玉切り・伐採に使えるチェンソー。ハードな使い方は向かない

ハスクバーナ
550XP mk2
伐倒・玉切り・枝払い、すべてにおいてトップクラスの切断性能を誇るプロソー。
安定した操作性と、最高15000回転エンジンによる高速な切断スピードが、速やかに作業を完了させます。

共立
CS37RS/40RVD95
プロソーの性能をコンパクト機に詰め込んだチェンソー。エンジンのレスポンス・吹け上がりともに良好。「オールラウンド(一般向け)のチェンソーじゃ物足りないけど、ガチガチのプロソーはちょっと…」という方におすすめしたいコンパクトな高性能モデルです。







【枝打ち・剪定】
枯れた枝や成長の悪い枝を処理したり、不要な枝を切り落とす事。
細い枝は鋸やハサミを、太い枝はチェンソーを使う場合が多いです。
目線より高い位置での切断もある軽く取り回しの良いトップハンドルチェンソーがオススメです。
キックバックの発生を抑えるカービングバーを装備したチェンソーが枝打ち・剪定に最適です。


【玉切り】
伐採した木を細かく切り分ける処理の事。切り分けた丸太を玉と言う事から玉切りと言います。
薪づくりにおいては使用する薪ストーブの薪投入口に入る大きさに切り分けます。長く切り分けると薪ストーブに入らない事があるため注意。
薪ストーブの燃料として、ナラ・ケヤキ・サクラなどの火持ちのよい広葉樹が主に使われます。広葉樹は針葉樹に比べて堅く密度が高いため、スムーズに玉切りしたいなら切断性能の高いチェンソーがオススメです。


【伐採・伐倒】
木を切り倒す事。
立木は非常に重く、根本に刃を入れるのですからチェンソーには高排気量・強靭なガイドバー・よく切れるソーチェンが求められます。
バッテリー式・電動式は負荷によるモーター停止の心配があり、薄いガイドバーによる強度不足が不安が残るため、伐倒・伐採にはエンジン式をオススメします。
チェンソーの他に、クサビ・ハンマー・フェリングバーの他に、倒す方向にロープで引っ張るウインチやチルホールが木の伐採に使用されます。
事故やケガ防止のためにも防護服の着用は必須です。


【薪のコストを抑える方法】
薪ストーブを使い始めると消費する薪のコストが重くのしかかってきます。森林組合から原木を買う方法もありますが、高齢化で管理の難しくなった山林所有者の代わりに間伐を行い、間引いた原木をもらって薪にする方法が最もコストを抑える方法です。山林所有者との交渉が必須ですが、薪づくりのコスト抑えたいなら最も効果的な方法です。


【薪ストーブ燃料としての針葉樹】
針葉樹は着火しやすいため、よく焚き付けに利用されています。また、針葉樹は3~6ヶ月の短期間で含水率20%まで乾燥するので使い勝手がよく、しっかり乾燥・二次燃焼させれば煤も少なく火持ちも悪くないという研究結果も発表され、薪燃料として十分利用可能という見方が増えてきています。




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